なぜか上野動物園内にある旧寛永寺五重塔です。
１６３１年に初代の塔が土井利勝の寄進により建立されるも１６３９年焼失。同年に再建されています。さすが江戸殿のお膝元、再建されるのが早い！
年代的には十分に国宝の価値がありそうだけれど、重要文化財止まりです。
わけありなのか？
元々は上野東照宮の塔でしたが例の明治政府の神仏分離策により、寛永寺の管理に移管。
戦後になって東京都に寄進。東京都としては近くに作った動物園と一緒に管理した方が楽？と思って動物園内になったのでしょう。私の憶測です。
動物園の端にあるので外から見ることもできますが、写真を撮ろうと思ったら微妙に木や柵が邪魔して全貌が取れず。
結局、入園料６００円払って中から写しました。
勿論、動物園に来た人のほとんどが塔には興味はなく、ほとんど独占できました。入園料払った価値はあると思います。
塔の特徴としては高さ３２mと高く、１層から最上層までほとんど大きさが変わらないようです。
これは建築技術の向上によりなしえた技とのこと。
周りも回廊式の池になっていて、大きな鯉がたくさん泳いでいていい風景です。
上野にありながら結構知られてないけど、わが国でもトップクラスの歴史遺産じゃないでしょうか。
また、訪れたいと思います。

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