旧閑谷学校講堂
2022/08/23 05:52
(火)
国宝のほとんどが宗教がらみですが、宗教以外の国宝建造物はごくわずかですが、あります。
岡山にある閑谷学校講堂です。
寛文十年(1670)、岡山藩主池田光政は日本ではじめてとなる「庶民のための学校」を創建され今に残っています。
江戸時代の学校は、全国の各藩で家臣(大名の家来)である武士の子弟を教育する「藩校」が中心でした。
しかし、当時の岡山藩主、池田光政(1609~1682年)は、武士の子弟向けの藩校とは別に、庶民の子弟を育成することは藩の発展につながると考え、庶民に開かれた学校が必要と考え、家臣の津田永忠(つだ ながただ)に学校の建設を命じました。
それが、庶民のための日本初の公立学校「閑谷学校」の成り立ちです。
閑谷学校の名前は、閑静な環境の谷あいの地に由来しています。
駅からは行きは登りでかなりあるので、タクシーがお勧めです。それもあってか、ローカルな駅なのにタクシーが結構待ってます。
お隣には記念館があり、こちらも明治時代の価値の高い建物です。是非とも立ち寄ることをお勧めします。と言うか周りに何にもないのでほとんど方がそちらの方にも立ち寄られていると思います。