海住山寺五重塔

2022/10/02 11:53 (日)

あまり知られてませんが、京都と奈良の真ん中あたりに位置する京都府の加茂町(現在は木津川市の一部)にまさに秘境の国宝五重塔があります。
海住山寺五重塔です。
奈良時代に一時都のあった恭仁京を見下ろせる位置にあり、起源もそことの話もあるようです。
平安時代に全焼して流石に山奥、再建されなかったのですが鎌倉時代初期に貞慶によって再建、浄土宗など民間宗教とも相対しながら最後は、興福寺の末寺になるなどして現在まで残ったようです。
高さは17.7mで国宝としては、室生寺に次いで二番目に小さな五重塔です。また、法隆寺同様裳階があって、六重のようにも見えますが階数は5階の五重塔です。
かなりの山奥で路線バスはなく電車での訪問はほぼ不可能。
車で国道から細い急な山道を10分程度走って訪問するしかなさそうです。
また、隣にある文殊堂もほぼ同時期に建てられたもので重要文化財に指定されていて十一面観音像を見ることができます。拝観料は入りますが、こちらの訪問もお勧めします。

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